中学受験を考える家庭で注目されているスマイルゼミ。中でも「発展クラス」は、基礎だけでなく応用力も鍛えられる内容が揃っていて、話題になっています。
とはいえ、「通信教育だけで本当に合格できるの?」「塾に通う場合とどう違うの?」と迷っている方も多いはず。
そこでこの記事では、発展クラスを実際に受講した子どもや保護者の口コミをもとに、教材の特徴やサポート体制、合格実績などを詳しく紹介します。
また、中学受験向けの通信教育ならではのメリットや、スマイルゼミを効果的に活用するポイント、塾との併用の必要性についても触れています。中学受験を検討中の方にとって、この記事が判断材料の一つとなれば幸いです。ぜひ参考にしてください。
スマイルゼミで中学受験は合格できる?

引用元:スマイルゼミ
結論、難しいですが不可能ではないでしょう。
スマイルゼミは、中学受験を目的につくられた教材ではありません。
- 教科書に準拠した内容で基礎基本を身につける
- 家庭での学習習慣を身につけさせる
という2つの点に特化した通信教材なのです。
難関中学を目指している方は、中学受験に強い通信教育を検討しましょう。
中学受験は、教科書で習っていない問題が多く出るといわれています。
ただしスマイルゼミをうまく活用して、受験対策につながる勉強法を身につけることは可能です。
スマイルゼミで中学受験対策を検討しているお父さん、お母さんに向けて詳しく解説していきます。
スマイルゼミが中学受験向きでない理由


スマイルゼミが中学受験対策に不向きな理由は2つあります。
- 教科書準拠の基礎学習向け教材
- 学習習慣を身につけさせることが得意な通信教育
教科書準拠の基礎学習向け教材
スマイルゼミは教科書に対応した問題が中心です。
教科書の範囲外の問題が出題される中学受験の対策としては不十分なのです。
そもそも教科書は文部科学省の学習指導要領に沿ってつくられており、スマイルゼミの講座もその範囲に準拠しています。
しかしこれはスマイルゼミの最大のメリットであり、強みともいえます。
発展問題を解くには、基礎基本の力が十分に身についていなければなりませんよね。
教科書準拠のスマイルゼミには、基礎的な力を育む問題がたくさんあります。
実際に受講している小学生の保護者へのアンケート(2025年9月実施・有効回答1,539件)では、「学力が上がった」「どちらかというと学力が上がった」と実感している人の割合が95.7%にのぼったというデータもあります。
あくまでも基礎学力を身につけるためにスマイルゼミを使用する、という考え方であれば十分に活用できそうです。
なお2026年4月からは、小学3~6年生の算数に「カラーテスト対策講座」が加わりました。学校で実施されるカラーテストの出題傾向に合わせて、つまずきやすい問題を重点的に確認できる講座で、学校の学習内容を取りこぼさないための土台づくりに役立ちます。対象外の学年・教科には、代わりに「まとめ問題」が配信されます。
学習習慣を身につけさせることが得意な通信教育
スマイルゼミは、小学生向けタブレット学習教材です。
子どもが興味を持ちやすく、ゲーム感覚で取り組めるため、紙での学習よりも意欲が高くなります。
幼児期や小学校低学年であれば、毎日ごほうび感覚で取り組むことも。
楽しみながら毎日取り組むことで、自然と家庭学習の習慣が身に付きます。
同じ保護者アンケートでは、「学習習慣が定着した」と回答した割合が95.3%という結果も出ています。
家庭での学習習慣は学力とも関わりが深く、文部科学省の全国学力・学習状況調査でも、毎年の教科調査とあわせて子どもの学習状況をたずねる質問調査が行われています。
親がつきっきりにならなくても、1人で学習を進められることもメリットです。
しかし、学習習慣が身についたからといって中学受験の合格につながるかというと話は変わってきます。
もちろん学習習慣が身についていなければ、受験対策の勉強にのぞむのは大変難しいです。
中学受験を受けるにあたって、学習の習慣づけはできていて当然だからです。
低学年のうちから中学受験に向けて学習習慣を身につける、という目的であれば十分活用できるでしょう。
いつも誰かに頼って学習するのではなく、自分で解決できる力を伸ばすためにスマイルゼミを使いましょう。
スマイルゼミで中学受験対策をする方法


スマイルゼミを受講して中学受験合格に近づくために、できることをご紹介します。
中学受験といっても、私立や国立、公立中高一貫校など様々です。学校数や在学者数といった基礎データは文部科学省の学校基本調査で公表されています。
目指す学校によってスマイルゼミの活用法も変わってくると思いますので、ぜひご家庭にあうものを取り入れてくださいね。
通塾とあわせて対策したい場合は、中学受験向けオンライン塾の比較もあわせてご覧ください。
- 発展クラスを受講する
- 低学年のうちに先取り学習をする
- 漢検ドリルを活用する
- 朝日小学生新聞を購読する
発展クラスを受講する
スマイルゼミには標準クラスと発展クラスがあります。
中学受験を考えているのならば、発展クラスの受講をおすすめします。
発展クラスと標準クラスの大きな違いは、講座数と料金です。
ジャストシステムの公式サポート情報によると、発展クラスは標準クラスに比べて講座数が約1.2倍、学習時間はおよそ1.5倍のボリュームで、難易度の高い問題が追加されます。
学校では扱わないような、難易度の高い応用問題にチャレンジできます。
基礎学力が身についていないとなかなか解けない問題ですが、答えた後に解説してくれる解き方動画を見ることも可能。
さらに2025年4月からは、対話型のAI機能「Coachez(コーチーズ)」が小学生コースに登場しました。答えをそのまま教えるのではなく、問いかけを重ねながら子どもが自力で正解にたどり着けるよう導いてくれる機能で、小学生コースでは1年生から6年生まで、国語・算数・理科・社会の主要4教科が対象です。親が横についていなくても、難しい応用問題に一人で向き合いやすくなったのは、発展クラスを選ぶうえで心強いポイントですね。
- 読解力
- 問題解決能力
- 論理的な思考力
などが身につき、本格的な中学受験対策を始める前のウォーミングアップとして最適です。
また、発展クラスの料金は標準クラスよりやや高めの設定になっています。
- 1年生:4,180円
- 2年生:4,950円
- 3年生:5,940円
- 4年生:6,820円
- 5年生:7,810円
- 6年生:8,360円
上記は2026年4月に改定された会費です。支払い方法は毎月払い・6ヶ月一括払い・12ヶ月一括払いから選べ、12ヶ月一括払いがもっとも割安になります。なお、会費とは別に専用タブレット代10,978円(税込)が必要です。
スマイルゼミ公式チャンネルで、標準クラスと発展クラスの違いを説明した動画があるので、迷った方はぜひご覧ください。
低学年のうちに先取り学習をする
スマイルゼミでは無学年学習「コアトレ」という先取り学習をすることが可能です。
無学年学習「コアトレ」は、2022年3月に幼児コースと小学生コースに加えられた新しいプログラム。
自分の学年に関わらず、幼児~中学3年生の範囲を先取りして学習できます。
幼児コース・小学生コースを受講していれば、誰でもコアトレに挑戦することができるわけです。
ただし、教科は国語と算数の2つのみになります。
国語の読解力と算数の計算力の基礎がしっかりしていれば、他教科にも通用する力が身につくはずです。
低学年のうちから先取り学習をしておけば、高学年になったときに受験対策の時間をたっぷり確保することができますよね。
漢検ドリルを活用する
スマイルゼミには、集中して漢字を学習できる漢検ドリルがあります。
漢検ドリルはその名の通り、漢検を受けられる問題構成になっています。
漢検を実施する日本漢字能力検定協会の発表データとスマイルゼミ会員の結果を集計した2025年度第1回(6月・7月)検定では、小学生該当級(10級~5級)を受検したスマイルゼミ会員の合格率は95.6%でした(漢検CBT・漢検オンラインを含む自社調べ)。
かなり高い水準で合格することができます。
中学受験の国語の文章問題には、難解な漢字が使われることも少なくありません。
読める漢字が多ければ多いほど、自信をもって読み進めることができます。
また、漢検ドリルでの学習で身につくのは漢字の読み書きだけではありません。
漢検の出題内容は
- 筆順
- 部首
- 送り仮名
- 対義語・類義語
- 同音・同訓異字
- 誤字訂正
- 四字熟語
- 熟語の構成
などがあります。
これらは中学受験でも出題されることのある知識問題です。
漢検合格のための勉強をしながら、中学受験に必要な国語の知識を身につけることができるのです。
スマイルゼミでは毎年「漢検に挑戦! 応援キャンペーン」を実施しています。
期間中に漢検ドリルの「漢検チャレンジ」に合格すると、漢検の申し込み時に使える受検料無料クーポンコードがもらえるキャンペーンです。
2026年度は第1回検定日が2026年6月21日(日)で、キャンペーンの申し込み期間は2026年4月1日(水)昼12時~4月12日(日)でした。例年4月上旬に募集されるので、興味のある方は春先にチェックしてみてくださいね。くわしくはスマイルゼミの漢検が無料で受けられる仕組みの記事も参考になります。
朝日小学生新聞を購読する
中学受験で多くの学校が出題する時事問題。
スマイルゼミでは受験の時事問題に強いといわれる「朝日小学生新聞」をタブレットで読むことができます。
配信回数は月2回なので、それほど頻度は高くありません。
そのため、ニュースの鮮度としてはやや劣るかもしれませんが、時事問題を把握するためには十分な情報量だと思います。
スマイルゼミ『発展クラス』の口コミ・評判
実際にスマイルゼミを受講しているご家庭の口コミや評判が気になりますよね。
意見は賛否両論ありますが、良い面と悪い面のそれぞれをご紹介します。
コスパがよく、子ども自身が自分で机に向かえる
塾や家庭教師と比較すると、料金はかなりおさえられます。
学習塾費を含む学校外活動費が家庭の教育費に占める割合は、文部科学省の子供の学習費調査で公表されています。
タブレットに慣れてくると、自ら学習する習慣が身につきます。
お金をかけずに学習習慣が身につくと考えれば、かなりコスパのよい教材です。
子どもの学習状況がわかる
スマイルゼミには「みまもるネット」という保護者向けのWEBサイトがあります。
学習状況の進度が確認できるだけでなく、タブレットの利用時間の設定や家族限定でやりとりできるメッセージ機能もついています。
安心して子どもの学習を「みまもる」ことができますね。
発展クラスの問題が良い
発展クラスの問題は思考力を必要とする難しい問題です。
じっくりと考えるほど、解けたときの喜びは大きいでしょう。達成感や自信をつけることができるのも嬉しいです。
継続する力が身につく
学力向上に必要なのは、継続する力。
スマイルゼミを毎日取り組むことができれば、確実な継続力が身につきます。
物足りない
すでに基礎学力がしっかりと身についたお子さんにとっては、物足りなさを感じる場合も。
それこそ、中学受験では教科書にない問題がたくさん出るわけです。
もっと難しい問題に挑戦したい場合は、スマイルゼミ以外の学習も追加する必要があります。
教科を選択できない
発展クラスは全教科一括の申し込みとなっています。
教科によって得意不得意の差が大きい時には、使いにくさを感じることもあるようです。
自動で発展クラスの申し込みになっている
これは、幼児コースから小学生コースへの切り替え時に注意した方がよさそうです。
何も申し出ない場合は「発展クラス」での申し込みになるようです。
「標準クラス」でのスタートを考えている時には、電話で伝える必要があります。
なお公式サイトによると、クラスはいつでも変更でき、変更内容は申し込んだ翌月の教材配信のタイミングから反映されます。まずは発展クラスで様子を見て、負担が大きいようなら標準クラスに切り替える、という進め方もできますよ。
親の手助けが必要
やはり発展クラスの問題は応用力や思考力が必要なので簡単に解けません。
わからなくてお父さんお母さんの手助けが必要になる場合も。
それが負担に感じる親御さんもいるようです。
中学受験に強い通信教育おすすめ3選


「中学受験に特化した通信教材を知りたい!」という方のために、中学受験対策に力をいれているおすすめ通信教材を紹介します。
志望する学校が国立私立か公立中高一貫校かによっても、対策は変わってきます。文部科学省によると、公立の中高一貫教育には中等教育学校・併設型・連携型があり、形態によって受検のしくみも異なります。
お子さんのどの部分を伸ばしたいか考えながら、うまく通信教材を選びたいですね。
無料で資料がもらえたり、体験ができたりするのでいろいろ試してみるのもおすすめです。
- Z会 中学受験コース
- 進研ゼミ 考える力・プラス中学受験講座
- スタディサプリ 中学受験対策
Z会 中学受験コース


難関校の中学受験対策といえば「Z会 中学受験コース」が有名です。
2026年度は開成中14名、麻布中14名、桜蔭中9名、早稲田中8名、フェリス女学院中6名など、難関校にも合格者を輩出しています(2026年7月31日現在判明分)。
「中学受験コース」は小学校3年生から6年生までのコースがあります。
自宅学習に特化した「トータル指導プラン」と、塾との併用を想定した「要点集中プラン」の2つから選択することができます。2026年度からは要点集中プランの対象が4~6年生となり、3年生はトータル指導プランのみの提供に変わりました。
どちらのプランでも、1教科から科目(国語、算数、理科、社会)を選択して受講することが可能です。
また国立私立ではなく、公立中高一貫校の受験を考えている方向けのコースもあります。
進研ゼミ 考える力・プラス中学受験講座


通信教材の代表といえば、誰もが知るベネッセの進研ゼミです。
そんな進研ゼミ小学講座にも、受験対策ができる「考える力・プラス中学受験講座」があります。
塾に通わず進研ゼミの「考える力・プラス中学受験講座」だけで私立・国立中学に合格した受講者も多く、塾なしでの合格実績が数多く報告されています。受講者のリアルな声は進研ゼミだけで中学受験は合格できるのかをまとめた記事でも紹介しています。
「考える力・プラス中学受験講座」は、小学校4年生から6年生までが申し込み可能です。
国立私立中学受験対策の有料オプションで、4教科一括で受講することができます。受講費は4~6年生とも月あたり7,480円(税込・2026年7月時点)です。
基本は紙のテキスト教材での学習です。
映像の授業解説を見れたり、添削指導を受けられたりするメリットもあります。
公立中高一貫受験を検討している方には「考える力・プラス」というコースがあります。
スタディサプリ 中学受験対策


スマイルゼミ同様、タブレット学習に強い通信教材スタディサプリ。
中学受験対策として活用する方も多いです。
公式HPに「中学受験対策」という言葉がありますが、専用のコースがあるわけではありません。
小学講座を申し込むことで、すべての授業映像が視聴可能になります。
「中学受験対策」には、4~6年生向けに配信されている応用レベル講座の映像を活用していくようです。
料金はベーシックコースが月額2,178円(税込)、12ヶ月一括払いなら月あたり1,815円(税込)で、14日間の無料体験も用意されています。
スタディサプリの強みはプロ講師による映像授業が見られること。
そしてスタディサプリを利用している方の半数以上が塾と併用しています。
スタディサプリを補助教材として活用することで、受験対策をすることが可能です。
RISU算数


引用元:RISU算数
RISU算数は、算数に特化している子供向けのタブレット学習教材です。
進捗や苦手分野を把握する独自のAI技術により、その子に最適な問題を出してくれます。
動画解説やゲーム感覚で取り組める内容もあり、楽しく学習が進められる工夫がされています。東大・早慶の現役大学生チューターがつまずきを見つけて解説動画を届けてくれる「成績アップ支援サービス」も追加料金0円で利用でき、中学受験を見据えた算数の先取りにも活用できます。
料金は基本料(年額一括)に加えて、学習ペースに応じた月々の利用料がかかる仕組みです。基本料は1人目が年額一括32,160円(税込35,376円)で、月々の利用料は月平均のクリアステージ数が1.0未満なら0円、上限は月7,980円(税込8,778円)となっています。入会時はタブレット保険にあたる「安心サポート」への加入が必須で、初回請求時に加入料3,000円(税込3,300円)が基本料と合算して請求されます。きょうだいで使う場合は家族割引があり、2人目以降の基本料は年額26,800円(税込29,480円)になります。
親に学習状況を通知する機能もあるので、学習のサポートがしやすい仕組みが整っていますよ。
まとめ:スマイルゼミは中学受験の対策可能!
- スマイルゼミだけでの中学受験は難しいが、不可能ではない
- 発展クラスや低学年からの利用、漢検ドリルを活用することで受験対策が可能
- スマイルゼミ以外のおすすめ通信教材はZ会、進研ゼミ、スタディサプリ
スマイルゼミの良いところをうまく活用して学習すれば、中学受験の合格に近づくことができるはずです。
中学受験を見越した基礎学力を定着させたい方は、検討してみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。






